使っていますか?ジェネリック医薬品

われわれ日高薬剤師会に所属する保険薬局ではジェネリック医薬品の使用推奨に積極的に取り組んでいます。まずはあなたのかかりつけ薬局でお気軽に御相談下さい。


ジェネリック医薬品とはなに?
医療用医薬品には、新しく開発・販売される「新薬(先発医薬品)」と、新薬の特許が切れた後に他の医薬品メーカーが同じ有効成分で製造・販売される「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」があります。
新薬を開発した医薬品メーカーには、その新薬を独占的に販売できる20~25年の特許期間があります。この特許が切れた後、開発した会社とは別の会社が厚生労働大臣の承認を得て、同じ有効成分を使って製造・販売するお薬が、ジェネリック医薬品です。

ジェネリック医薬品はなぜ安いの?
新薬の開発には10~20年の長い年月と莫大な開発費がかかります。それに対してジェネリック医薬品は新薬の有効性と安全性が確認されたのち製造されるため、開発期間が2~5年と短く開発費が少なくて済むので、価格が新薬の約2~6割と低く設定されています。

新薬とジェネリック医薬品は、効き目も副作用も同じなの?
ジェネリック医薬品は新薬と同じ有効成分を同じ量含有していますので、効き目も副作用も同じです。ただし新薬の製造工程技術や使用する添加物には特許が残っている場合もあり添加物まで全てが同じには製造できないことがあります。またジェネリック医薬品を製造するメーカーによってはより飲みやすくしたお薬を開発することもあり、添加物の違いや、色や形が違うものもあります。この添加物等の違いによりアレルギーを起こすものがあるかもしれませんので、アレルギーを生じた場合は、医師や薬剤師にご相談下さい。

ジェネリック医薬品に変更したい時はどうしたらいいですか?
ジェネリック医薬品を希望される場合は、かかりつけの医師や保険薬局の薬剤師にご相談ください。
保険薬局の薬剤師へは処方せんをわたす時に、ジェネリック医薬品の希望を伝えて下さい。薬剤師と相談して、ご自身でジェネリック医薬品を選ぶことができます。

(相談内容)
  1. ジェネリック医薬品へ変更出来るもの
  2. 変更した際の負担金の差
  3. お薬の味の違いや、特に外用薬などでの使い心地の違いなど

~ご確認・ご注意~
  • 全てのお薬にジェネリック医薬品があるわけではありません。
  • ジェネリック医薬品に変更すると薬局窓口でお支払いになる料金のうちの「薬剤料」がお安くなります。内訳は保険調剤明細書をご確認下さい。
  • 処方された先発医薬品自体の値段が安い場合など、ジェネリック医薬品に変更してもお薬代が安くならない場合もあります。
  • 保険薬局がご希望のジェネリック医薬品を取り扱っていない場合や、すぐには手に入らないジェネリック医薬品もありますのでご理解願います。
  • ジェネリック医薬品への変更をご希望の際にもお薬手帳をご活用ください。